東京下町の浅草で夏にくりひろげられるサンバカーニバル
今年で27回めの開催です。
今年のキャッチは
魂、揺さぶるパワーと情熱!
真夏の浅草サンバカーニバル!!
時は2007年8月25日(土)
よく晴れた暑い午後
パレード開始は13:00からだが
11時には歩道は人々で埋め尽くされるだ。
みんな,気合入ってるぜ
オープニングパレードは
有名タレントが
カーニバルゲストとして
パレードを飾るのだ。
2005年オープニングゲストは
ブラジル原産の演歌歌手 マルシア様!
サンバカーニバルにふさわしいゲストだ
2006年オープニングゲストは
なぜかダンカン
いきなり、あか抜けないぞ。
阪神ファンのダンカンには大阪の御堂筋パレードがお似合いだ
そして2007年
褐色のシンガー 松崎しげる
ラテンの臭いがぷんぷんしるぞ。
が、パレードでは普通のおっさん。
真夏の空の下では薄れてしまっている。

浅草サンバについて

浅草サンバはリーグで競い合うのである。
大型チーム編成の本格的なサンバパレードのS1リーグ(たとえるならメジャーリーグ)
それより,自由な演出ができるS2リーグ(M1グランプリ)
で, それぞれで審査がされるのだ。
来年参加できるかが,この審査に掛かっているだ。

それと
審査には関係ない地元の人たちのチームがパレードするコミュニケーションリーグ

協賛スポンサーのチームのパレード テーマサンバリーグがある。

コミュケーションリーグ

地元浅草の人々によるサンバである。

まずは大江戸清掃隊
サンバというより・・・オンド(音頭)だ。
そして,次は
今年もあったぞ
浅草サンバの予備軍 浅草 小サンバ隊
将来、おじさんたちを癒してくれるであろう女子児童や
踊りで身を崩すであろう男子児童で子供たちのパレードだ。


ではなくて,浅草小学校のサンバチームである。
この日のために夏休みを返上して
練習に励んだことだと思う

浅草に住んでいるだけで
とんだオーバーワークだ。

が,あと10年もしたら,
きっと,この中の何人かは
男子は浅草サンバを仕切り
女子はおへそを出してサンバを踊ることでだろう

おそるべし,サンバのリサイクル

児童に混じって教師もSammmbaaaaa!!

児童は練習の成果を見せようと
とにかく,まじめにパレードしている。
見ていて,それは感動の2文字だ。



教師は適当です。
ノッてるのか,イヤイヤなのかすらも判断できない・・・
空っぽです。それは緩慢の2文字だ。
メダボも入っているぞ
鼓笛隊とかバトントワラーとか続くが
もう,うんさりだ

おっちゃんが求めているのはこんなものではない!
子供はもういい(強い否定)
早く,あれが来ないか。

待ちわびる人々


そして・・・・
やってきた。



これよ,これ
えへへ娘

にわかに活気づく,おっちゃんたち。
殺気立つカメラじじいたち

ここからが本番だ。

13:00から18:00までの
おっちゃんたちの長い夏の午後がはじまるのだ。

サンバを鑑賞する人々

浅草という土地柄か
じじ・ばばがものすごく多い

やはり若いねーちゃんのエキスを
吸い取って,長生きする作成なのか
通り沿いのスタバが
よい観客席のようだ。

が,涼しいとこで,見ていては興味半減
サンバを見るなら現場に限る。
カメラじじいい!!!!!!
こんな近くを通るのに,すっごい望遠レンズ
なにをとるかというと
やっぱ,ぼーーーーーーん,キューん,ぼぉ〜ん

Parade Parade

えへへ娘だけでなく,テーマに合わせた踊り子さんたちが,パレードに加わるのである。
S2リーグはわかりやすいテーマで コスチュームもストレートである
S1リーグでは,インドとか音楽とかをテーマにして,抽象的なイメージでパレードするのだ

山車だし

パレードには素晴らしく豪華な山車がついている。
山車の装飾もチームの象徴なのである
♪ねーちゃんが象に乗ってやってくる。 ♪象に乗ってやってくる。
きわどい娘を乗せてやってくる。
おっさんの希望が象に乗ってやってくる。〜
高いとこから失・礼・し・ま・す。
おっさんの希望をかなえるための
すっげーステージだわ
豪華なステージも裏からみると大変ね
でもCO2を排出しないエコ仕様ですわ。
どっちかというと,どーれぇーのようにしか見えないが
にいちゃんは,こじんまりした象に乗ってやってくる。
ちょっと楽しそう
男だけのステージはさみしい。
華がない。中華なのに

パレードの構成

ここにきて,説明するのはなんなんだが。
ただやみくもに,踊っているのではなく,いろんな役割をもった人たちで構成されてるのだ。
コミッソン・ヂ・フレンチ テーマアーラ バテリア アレゴリア ポルタ・バンデイラ
&メストレ・サラ
ハイーニャ・ダ
・バテリア
パレードの先頭を務めるパート。
いわば,切り込み隊長みたいなもの
意匠を揃えてテーマを表現するパート
その他大勢の方々。
見習ってとこでしょうか
リズム担当の打楽器パート
これがほんとの太鼓持ち
テーマに合わせた装飾した山車
パレードの大将だ
チームの旗を見せるペアダンサー
これは旗持ちね
チームのトップダンサー
花の特攻隊長だ。
サンバの象徴はうれしいコスチュームの踊り子ですが,なかなか踊らさせてはくれない。
このポジションで踊るには,練習を重ね,チームに認められないといけないのだ。
日が近くになれば、合宿もあるし,サンバ中心として生活を送らないとダメである。
サンバ娘をあなどってはいけないのだ。

いたいけーな子供たち

夏休みの最後の土曜にサンバという思い出を作る子供たち。
宿題の絵日記にはこの日のことがきっと描かれるにちがいない。
宿題ができて、よかったな
そう,練習をしたわ。夏休み中。
遊びにいくこともせず,ひたすら行進の練習
どう,すばらし姿勢でしょ。正確な歩幅でしょ。
それなのに、なぜ私を見てくれないの。誰も見向きにもしない。
こんなことなら,引き受けるんじゃなかった。
私の夏を返して。
でも,いいの。ひたむきさが私の宝物
それが私の生き方なの
あんな大人にならないよう,まっすぐ歩いていくの
そう,この白線を踏み外さないステップのようにね。


などと考えているのではないだろか
と思ってみたりする。

ハーイみんな
あのおねーさんをみるのよ
大きくなったら,
女の子はあそこに立って踊るのよ
男の子はあれを押す人になるのよ
それが浅草のタメになるのよ
これは,いけないと思う。
永久歯が生え揃うまではダメなのではないでしょうか
これくらいがちょうどいい。
←こんなガキみても楽しくない
大人のおねーさんが真剣に踊ってこその
サンバ浅草なのである。!!

終演

最後のチームのパレードが通りすぎると 警察車両が出てきて,交通規制をすかさず解除
余韻を楽しむヒマもなく,追い経たされるのだ。
長い,夏の午後が終わりを告げるのだ
2008年は8月30日がサンバの日だ。