川内高城温泉

”しろくま”を退治し,鹿児島を離れることする。
再び,高速を使って・・というのはうんざりなので,一般道で戻ることにする。
鹿児島あたりの雲行きが怪し
こともあり,宮崎にでることも考えたが,宮崎からの移動は鹿児島以上に大変なので,結局,国道3号で北上することにする。
鹿児島を出ると交通量が少なくなり,よいペースで走る。
18時ごろ薩摩川内市に到着する。ここはさつま揚げの発祥の地,そして小西真奈美の生誕の地なのである。
夕刻が迫ってきているので,このあたりでお風呂を探す。
コンビニの駐車場で地元の人に”川内高城温泉”を勧めら,そこに行くことにする。
国道を離れて,しばらく行くと,ほんとうにひなびた風情のある温泉街に到着する。
温泉宿の立派な温泉もあるのだが,選んだのは共同浴場。
脱衣場と浴室一体型のこじんまりしたお風呂。
入浴料は200円。
透明だが,ぬめり感がある,よいお湯である。実は名湯100選に入れられるほどの温泉
なのだ
ここにも”しろくま”が・・・と,よく見たらメタボSSだ。
このせっけんは番台兼雑貨屋のおばちゃんから貸してもらたもの。
洗面器は黄色い”ケロリン”ブランド。やっぱり定番はコレでしょ。
共同浴場の番台兼の雑貨屋。ここの奥がお風呂である。
実はこのお風呂は西郷隆盛も入った由緒正しい温泉だ

お風呂あがりにはビン牛乳。こちらも定番。
雑貨屋のおばちゃんから,薩摩揚げをもらう。
せっけんも貸してもらった上,名物薩摩揚げももらえて,お得な温泉となった。

欲をいえば,牛乳を飲み終える前にもらえればよかった。
薩摩川内の本場,薩摩揚げは甘めの味付けだ。(鹿児島で食べたものは甘くなかった)
鳥南蛮といい,Q-syuでは甘めの味付けが多いようだ。
すっかり,日も暮れあたりは真っ暗。これから,国道に戻り,今夜の宿泊場所を探すのである。
阿久根にある道の駅が第一候補。まずはそこまで走ることにする。
バッテリーを載せてないXRには夜間走行はつらい。ブレーキをかけるとエンジンの回転が落ちて,発電量が不足してライトがまっくらになるのだ。
ここ数年から,道の駅を宿泊場所に使うことが多くなっている。トイレと水も完備。うまくいけば東屋なんかもあったりする。なにより見つけやすいのも嬉しいところ。
30分くらい走って,道の駅「阿久根」に着く。ここは海沿いに作られ,屋根も壁もなく海風,波の飛沫がモロにかかるようなところ。どうみてもここでは眠ることはできない。
ここはあきらめることにして,次を探すことにする。ここら周辺には他の道の駅は見当たらない。道の駅にあった阿久根の観光地図にあった公園に賭けることにする。
道の駅を出たあたりから,雨が降ってくる。
本降りにならないうちに寝場所を確保したい。道の駅を離れて阿久根市内の公園に急ぐのである。
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