阿蘇山大噴火

この遥か向こうから,延々と走って阿蘇にたどり着く。
阿蘇のふもとからの渋滞をすり抜けしながら進む。
山へは車で行くものじゃないのだ。
この雲にかかっているのが,阿蘇の頂上だ。
もうしばらく進んで,阿蘇の有料道路(¥100)に入る。これを使うと,噴火口までいけるのだ。
噴火口は雲の中。
ガスなのか雲なのかわからないほどあたりは真っ白。
噴火口からは白い噴煙があがってる。
現役火山だけあって,警告ランプが設置されている。
この時は,どれも点灯してないので,この白さは雲。もっとも点灯してたら,こんな悠長なことはしていらないのである。
警告ランプ以外にも,噴火したときの避難壕があちらこちらにあり,活火山であることが伺える。
晴れると世界最大級のカルデラが見えるのだが,この日は吹き上げるガスもあって,まったく見えなかった。
10年ほど前に来たときは晴れてて,カルデラが一望できた。確かに大きかった記憶がある。なにせ,ラドンが落ちても
大丈夫なくらいの広さなのだ。
阿蘇噴火口は”世界一の火口”だそうだ。今回の旅で世界一の吊り橋の明石海峡大橋に続いて2つめの世界一だ。
標高は高いし,雲の中なので,涼しいを通り越し,寒いくらい。
ぐるりと回って,阿蘇に別れを告げ,暑い街に戻ることにする。
阿蘇を降りて,やまなみハイウェイを通って,九重に走ることにする。
下りは比較的空いていて,気持ちよく走る。
自らのペースでオートバイを走らせることの気持ちよさは格別なのだ。

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